どもる子どものレジリエンスを育てる
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第9回講習会

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テーマ:どもる子どもとの対話

 どもる子どもの幸せを考え、私たちは、言語訓練ではなく、吃音の本質・特徴を踏まえた、生きる力を子どもが自身でみつけていくための同行者でありたいと考えています。そのために、これまで学んできた、《健康生成論、レジリエンス、ナラティヴ・アプローチ、ポジティブ心理学、オープンダイアローグ、当事者研究、PTG(心的外傷後成長)》という7つの視点で、子どもたちとの対話を振り返ります。
 対話は、教育に限らず、今、多くの場で、その重要性が言われています。対話をしたいと思うが、どもる子どもに吃音の話をしていいのだろうか、傷つけるのではないだろうかと、躊躇しているという話も聞きます。ためらわず、一歩、対話の世界に入っていただくために、今回、「対話っていいね!」というテーマを設定しました。担当者が、対話は必要で、対話っておもしろい、対話って楽しいと思っていただくことが一番です。具体的な対話事例を提供し、参加者のみんなで考える時間にしたいです。
 今まで、皆さんが日々実際に実践されてきた「子どもとの対話」の意味づけをし、それに少し、この視点で話し合えるのではという提案もできたらと思います。また、どもりカルタや吃音チェックリストなど教材を使った対話のすすめ方なども紹介します。
 吃音の新しい取り組みの展望を、共に探っていく研修会になればと願っています。
 皆さんの参加を心よりお待ちしています。
(講習会案内より抜粋)

概要

期  日 2022年7月30日(土)~31日(日)
会  場 千葉県教育会館(千葉県千葉市中央区中央4丁目13-10)

主な内容

基調提案① 言語訓練ではなく対話を 伊藤伸二
日本吃音臨床研究会
子どもとの対話を、7つの視点で考える ことばの教室の実践から
基調提案② 対話とは 国立特別支援教育総合研究所
牧野 泰美
成人のどもる人へのインタビュー
ことばの教室の 実践を、7つの視点で考える

資料

子どもとの対話の7つの視点 日本吃音臨床研究会会長 伊藤 伸二
対話とは 国立特別支援教育総合研究所 牧野 泰美
どもる子どものレジリエンスを育てる対話 千葉市立検見川小学校 出口 紘子
オープンダイアローグからの学び 宇都宮市立宝木小学校 髙木 浩明
ナラティヴ・アプローチが開く、新たな自己物語 NPO 法人大阪スタタリングプロジェクト 坂本 英樹
レジリエンスとは 千葉市立鶴沢小学校 黒田 明志
当事者研究 岩倉市立岩倉東小学校 奥村 寿英
ポジティブワークとその後吃音学習指導案 千葉市立松ケ丘小学校 ことばの教室担当 渡邉 美穂
心的外傷後成長(PTG) 溝口 稚佳子
吃音評価法を通して自分の吃音人生を考える 相埜 孝幸(大阪府・支援学校副校長・大阪吃音教室)
子どもとの対話場面-吃音キャラクター- 千葉市立松ケ丘小学校 ことばの教室担当 渡邉 美穂
対話っていいね~対話をすすめる7 つ視点~ NPO 法人大阪スタタリングプロジェクト 坂本 英樹


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