どもる子どものレジリエンスを育てる
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第2回講習会

当日の様子はこちらから(スタタリング・ナウ No.232 2013.12 日本吃音臨床研究会発行)

テーマ:子どもとともに、ことばを紡ぎ出す

-当事者研究、ナラティヴ・アプローチ、レジリエンスの視点から-

 これまでの否定的な吃音観から、吃音を否定せず、吃音に悩むことで起こる課題に取り組む「吃音肯定」が前提の取り組みが求められています。 それにはまず、これまでどもる子どもやどもる人に向けられてきた否定的なまなざしを、肯定的なものへと転換する必要があります。 吃音にまつわるネガティヴな物語から、「どもっていても大丈夫」の吃音肯定の物語を、子どもだけでなく、どもる子どもに関わる人々と共有したいと思います。 その上で、自分自身や学校生活の中で苦戦していることについて、当事者である子ども自身が自ら研究する当事者研究を、ことばの教室の担当者や言語聴覚士がサポートすることが、今後の取り組みの中心になるでしょう。

(講習会案内より一部抜粋)

概要

期  日 2013年8月1日(木)~2日(金)
会  場 宝山ホール (鹿児島市山下町5-3)
講  師
高松 里 九州大学留学生センター 准教授
牧野 泰美 国立特別支援教育総合研究所 総括研究員
伊藤 伸二 大阪教育大学非常勤講師・日本吃音臨床研究会会長

主な内容

基調提案① 「それぞれの生きるかたち」 牧野 泰美
基調提案② 「どもる子どもにとっての当事者研究とレジリエンス」 伊藤 伸二
記念講演 「自分らしい臨床を行うための『当事者研究』 入門」
~自分の中にある宝物に気づくために~
高松 里
ワークショップ 「どもる子どもの当事者研究」 高松 里
話し合い 「子どもとの対話について」(グループに分かれて)
対 談 「当事者の語りの意味」 高松 里・伊藤 伸二
ティーチイン みんなで語ろうティーチイン

会場の様子


資料

異文化体験としての吃音 ―ナラティヴ・アプローチと当事者研究― 九州大学留学生センター准教授(臨床心理士) 高松 里
人(子ども)との関わり、自分自身との関わりを考える 国立特別支援教育総合研究所 牧野 泰美
子どもと語る、肯定的物語 ~吃音を生きて、見えてきたこと~ 日本吃音臨床研究会 伊藤伸二
吃音の当事者研究 ~大阪吃音教室のナラティヴな実践を通して~ NPO法人大阪スタタリングプロジェクト 坂本 英樹


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